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舞い踊る人形たちの祭典! ドールダンスの世界大会が開催決定

今月27日、音楽に合わせて魔導人形を躍らせ、その美しさなどで勝敗を決める「ドールダンス」の世界大会の予選が行われることが発表された。開催地は、魔導人形の生みの親であるレーツィル・ダウゴ氏の故郷であるロダンス王国。

世界規模での開催は今回で2回目。各国のファンからは開催に喜びの声があがっている。

ドールダンスは、術者の魔法を組み込み思い通りに動かす魔導人形を用いる。

専用の魔法を使用するうえ、人形を買おうと思えば相応の値段がかかる。出場者の中には人形を一から自作する強者もいるが、魔法の知識だけでなく人体の構造についての知識も必要なため初心者は手が出にくい。

難しいといわれているのは、動かすことはできても、それが生き物のような動きを再現できているかは別問題になってしまうという部分だ。特に踊りの美しさや動きが重視されるドールダンスは、精密な魔法操作が必要となる。

しかし、最近では魔法の発展により細かい設定をしなくともある程度は動かすことのできる、半自律型の魔導人形も出てきている。半自律型の登場を受け、ここ数年でアマチュアの大会も増えてきている。

今大会の優勝候補筆頭は、前大会で圧倒的な力を見せつけた、日本という小さな島国出身の二国道成氏。

彼の強みは、日本の伝統舞踊を取り入れたゆったりとした動きだ。意気込みを取材すると道成氏は「伝統と魔法をうまく組み合わせた、故郷の風景や歴史を感じ取れるような踊りをしていきたい。」と答えた。

また前回大会で2位だった開催国であるロダンス王国出身のグラベル・エイリオ氏は「母国での開催であるうえ、前回の悔しさをここで晴らしたい。」と語った。

グラベル氏は二国氏とは真逆のダイナミックな動きを主体としたダンス。この2人を中心に人形使いたちの熱い戦いに期待が高まる。

発足300年の魔法管理機構「バベルの塔」、式典開催

19日午前、今年度で発足300年を迎えた魔法管理機構「バベルの塔」にて式典が執り行われた。

バベルの塔の起源

1,000年以上続く魔法の発展、その中でいくつもの戦争が発生した。中でも歴史上最悪とも言われたのが、各種族が入り混じり血で血を洗う戦いが50年続いた世界魔法大戦だ。

その失敗と教訓から、「魔法は生きるために使用されるべきもの」という大前提の下、様々な種族が和平を結ぶと同時に、争いのために魔法を使わせないようにするための抑止力、また管理機構として発足したのが「バベルの塔」である。

以来、バベルの塔は、すべての種族の平和と繁栄のために魔法研究者を集い、数多くの魔法を生み出し、また改良してきた。

バベルの塔管理者のコメント

現在のバベルの塔の管理者は3人。その中でも発足当時からその席に座るエルフ族のルヴィド・シュ・エーゲルセルン氏は「この役目を持ち早300年。争いを生まずただ平和と繁栄の中にいれた幸運と事実を戦争で無念の中に死んだ者たちへのたむけとしたい。今後も先人たちの願いを無に帰さないよう、この責を全うし続ける所存」と決意をあらたにした。

また、バベルの塔研究所所長のナタリー・エイブラハム氏は「このような節目の日にこの場所に立てる栄誉を与えてくれた偶然に感謝したい。これからも市民の皆様に便利に、かつ安全な魔法を提供できるように研究所一同で頑張っていきたいと思います」と語った。

今回の式典にはバベルの研究者や職員のほか、各国各種族の魔法研究者や要人たちが訪れ祝辞を送った。

式典の様子について

午後には祭典と称してバベルの塔周辺に各国の魔法グルメの店が立ち並び、訪れた市民でにぎわった。

また、普段はバベルの関係者しか入れないバベルの塔の一部が一般開放され、途中で入場規制がかかるほどに一般市民が殺到した。

中の様子を見た女性の話では、「思っていたよりもきれいで、とても広かった。ゆっくり見たかったが流れが強く満足には見られなかった」とのことだ。

来場者は各種族合わせて700万人を超えたようで、一般公開を決めたバベルの塔の広報課担当は「思っていた以上の来場者で対応が追い付かなかった。入場規制で見れなかった人たちのためにまたこういったことはしていきたい」と語った。

 

風杖祭 レーテ村で開催

南部豪風地方のレーテ村で、今年も風杖祭が行われました。

風杖祭はレーテ銀で有名な同村に伝わる伝統的なお祭りで、参加者が風の魔法や精霊を使って長さ70~300セメタ、重さ0.5~4キラムの杖を飛ばし、その飛距離を競うものです。

祭りの原型は、かつてこの地で悪事を働いた大蛇を封じ鎮めるための神事であったといわれていますが、参加者たちの華やかな銀飾りや卓越した魔法制御を目当てに、30年ほど前から観光客にも人気のイベントとなっています。

今年は魔力自慢の20人ほどの若者たちが参加し、杖が投げられるたびに見物客から大きな歓声が上がりました。

今回の優勝者は姉妹で参加した最年少のロッテちゃん(11)で、「精霊もちゃんと言うことを聞いてくれて、お姉ちゃんに勝てたのでうれしかったです」と笑顔を見せました。

また、運営委員長でもある村長は「昨年は精霊の(制御を誤ったことによる)事故がニュースにもなり、参加者が出ないのではないかと心配しましたが、今年はこうして無事に終えることができてよかった。地の蛇もこの一年はおとなしくしておりましょう」と語りました。

エヴィアン島で「三日薬草市」開催

空中群島のひとつであるエヴィアン島で「三日薬草市」が開かれ、多くの魔法使いたちでにぎわった。

三日薬草市は名前の通り毎月朔の日から三日間催されており、今月はシャークストロベリー、アマヨモギ、コウモリチューチューミントなど初夏の訪れを感じさせる品々が市場に並んだ。

中でも人気なのはコカトリス糞の肥料を使った無ゴーレム栽培の月光ハッカだ。ゴーレム使役栽培の月光ハッカは独特の苦みがあり、調合する際は中和する必要がある。しかし、エヴィアン島産の月光ハッカは苦味がほとんど無く、爽やかな甘味を感じるほどだ。月光ハッカティーを試飲したエルフの女性は「苦手なきつけ薬もうまく調合できそう」と笑顔で話した。

薬草市に出店する農家のひとり、ラワナ氏は「エヴィアン島の豊かな月光と風が薬草を美味しく育てている」と話す。「無ゴーレム栽培は手間がかかるが、自分の手で育てると微細な魔力変動に気づくことができる。これからも質の良い薬草を消費者の方々に届けていきたい」ラワナ氏は誇らしげに語った。

月光ハッカの収穫は来月まで。一味違う薬草を試してみたい魔法使いの方は来月の三日薬草市(※注)に是非エヴィアン島を訪れてほしい。

 

(※注)来月はマンドレイク収穫祭も並行して行われるため出店者、参加者共に耳栓(もしくは耳塞ぎ魔法)の準備が必要。注意されたし。

夏至のお祭り今年も ハーブ「つみ放題」人気

夏至のおとずれを祝う「第176回  夏至祭り」が、今年も国立魔法植物園で開催された。毎年恒例の大篝火の踊りや、薬草つみ放題が行われ、多くの見物客で賑わった。

今年の大篝火の踊りは反時計回り。きらびやかな衣装をまとった老若男女の踊り子たちが、思い思いのハーブの冠を載せて舞を舞った。

人気のハーブつみ放題は今年で3度目。指定の袋にセントジョーンズワートなど6種類を詰め込み、200ゴールドで持ち帰れるというもの。女性や親子連れを中心に盛り上がり、ハーブがなくなったため予定の時間を繰り上げて打ち切りとなった。

また薬用植物部では、マンドレイクの間引きが一般公開された。見学客50人は保安説明を聞いたあとに専用の耳栓をつけ、資格を持つ専門家が丁寧に芽をとる作業を見守った。

夏至祭りは年ごとの夏至の日に合わせて催される。植物園のランカスター園長は「夏の到来を告げる伝統的な祭り。今回も多くの方々に来ていただき光栄」と嬉しそうに語った。

第三回魔法大会、開催

6月18日、レーヴァ国主催の第3回魔法大会が同国の特設会場にて開催された。39年ぶりの大会に、国内外問わず多くのファンが盛り上がりを見せている。

今年の競技は、模擬魔法戦、模擬海戦、剣闘の3種。

全ての競技において、観戦席のチケットが売り切れるほどの人気だが、中でも剣闘は人気が飛び抜けて高い。チケットは販売開始から一夜にして完売したにもかかわらず、選手の姿を一目見ようと会場前に列を作るファンも多く見受けられるほどだった。

剣闘は、一切の魔法の使用を禁じた上で、木剣で頭と腕と胴の部分を打突し、5ポイントを先取した方が勝ちとなる。

昔は見る影すらなかった剣闘だが、昨今では全世界に水晶式中継でライブ配信されるまでに一般化が進み、若者の杖離れの理由として取り上げられるほど、若年層の人気を獲得した。

このような経緯の影には、スター選手を多く排出したオルディア国と、トスリック魔法王国が関係していると専門家は言う。

オルディア国チームに所属するべラム氏は選手宣誓後のインタビューで「自分のチームが注目されるのは嬉しい」と、語った。