文化

マネ妖精が著作権侵害で逮捕される

精霊種、中でも妖精種は多様な文化がある。その中でもマネ(真似)妖精は、見たものを真似することで有名だ。

先日、そのマネ妖精の1人であるミタ・ママノ氏(116歳)が著作権侵害で逮捕された。アニメに影響を受けたというミタ氏はアニメキャラを『オマージュ』したキャラクターになりきって魔法界の大手動画配信サイト「MageTube」に出現。半年も活動を続けていたものの、人間界に精通する魔法使いによる指摘で炎上し逮捕された。 マネ妖精の習性である真似をし逮捕されたということに、魔法界でも賛否両論が起きている。SNSのMagitterに投稿された意見は5万件以上に登り、トレンドにもなった。

「人気もあったし:grinning::clap:オマージュなら許してもいい:thumbup::skin-tone-1:気がするのにナー:thinking::sweat_smile:(オーク・50代)」
「たとえ相手が人間でも、著作物は大事にすべきなんじゃないの!?逮捕されて当然٩(๑`^´๑)۶(魔法使い・20代)」

こういった、ミタ氏の行為に言及したものから、

「誰かの権利を侵害することを文化とするのはもう時代に合わないよ…。仮に文化ならば、明記すべきだったんじゃない??(幽霊・死後80年)」
「マネ妖精は完全に真似することが目的。こんかいのは設定も外見も別々作品から真似ていたということでまさに最悪。同じマネ妖精でも劣悪と言わざるを得ないよ(妖精・700代)」

といった、種族文化そのものに着目した意見もみられた。

マネ妖精は他の習性として、人間にも寄生し他者の真似をさせているということで、人間界でも物議を醸しているようだ。 自らの常識と世間とで悩む種族は多い中、今回の一件は各種族の文化及び習性についてより深く考えさせられる発端になったかもしれない。

若手作曲家の新曲が物議 「伴奏楽器」にマンドレイク

現代作曲の新鋭、イアビイ・エッケ氏の「新曲」が物議を醸している。
問題となる曲は「男声合唱とマンドレイクのための組曲 Clamamus」。コーラスパフォーマンスチーム「カンティ・マギ」の委嘱によって作曲された5曲からなる合唱組曲で、タイトルの通り5曲中4曲の伴奏にマンドレイクを使用するという編成に、曲名の発表当初から衝撃と困惑が広がっている。

エッケ氏はこれまでにも「バリトン独唱と2本のホウキのためのプリミティブ」「乾燥帯(筆者註:曲中、ソリストはエニシダの茂みに頭を突っ込むよう指示がある)」など独創的な声楽曲・合唱曲を作曲しており、「ボイスと自然の融合」を掲げた「ボイスインザワールド」の提唱者として知られているが、今回の「Clamamus」は以前にも増して挑戦的だ。
このあまりに前衛的な楽曲について、カンティ・マギのリーダーであり、エッケ氏との親交も深いドゥドゥン・ロービー氏は以下のように語っている。

最初に楽譜が送られてきた時、ぼくらも皆表紙を二度見しましたよ。だってどこからどう見ても「マンドレイクのための」って付いてるんですよ?(笑)
で、開いてみたらちゃんと「ここでマンドレイクを抜いて!!」って譜面に書いてあって。
練習の時は本物を使うわけに行かないので、メンバーが「それっぽい叫び声」を録音したものを鳴らしています。同時にマンドレイクを引っこ抜くパートが毎回鉢からぬいぐるみを引っこ抜くのね(笑)
でも、やっぱりそこはマンドレイクに叫ばせることに意味があって、ぼくらの「声」だけじゃ絶対に作り出せないサウンドがそこにはあるんです。
エッケもそのつもりでこんな楽譜を書いてきたんだろうし、じゃあぼくらもぼくらに歌えることを歌いつつ、本番はマンドレイクのパワーとどう共鳴していくか、今からワクワクしてます。
Clamamusの初演まであと2ヶ月を切りました。当日は防音壁完備の会場でお待ちしています(客席への防音魔法も完璧です!)し、ぼくらもそれぞれ防音魔法完備でステージに立ちますので、是非カンティ・マギの新しいサウンドを身体で感じて頂ければと思います!

卓越した歌唱技術のみならず、身体を張ったパフォーマンスや観客の五感全てに訴える演出でも知られたカンティ・マギ、そして既存の「音楽」のイメージに囚われず自由でエネルギッシュな表現を追求するエッケ氏の「本気」が垣間見えた。
一方で環境保護団体や植物学者を中心に「野生個体数が激減しており、国によっては天然記念物指定も受けているマンドレイクを演奏の度に使い捨てるのはいかがなものか」という批判も出ており、エッケ氏及びカンティ・マギはこれについて未だコメントを控えている。

幽霊の現世離れが深刻化

前年度に引き続き、現世に留まる幽霊の数が3割減少したことが霊勢調査で判明した。

調査を行った霊務省によると、最盛期はおおよそ人口の8倍はいたと言われる幽霊が、近年は5倍にまで減っているとの事。 霊務省が調査の対象としている霊魂は、人類、魔族、エルフ族、オーク族、ドリアード族、ケンタウロス族、妖精族、ウンディーネ族、マーメイド族、それぞれの種と同起源をもつ亜種とされる種族の霊魂である。精霊、聖霊は含まれない。これらの種族は現世に留まる意思が強い個体が多く、その霊魂は有史以来生者と共に歩んできた。

現世離れの背景には、『同時期に死んだ人々が現世を離れたから』『恨んでいた人から、霊媒師を通じて正式な謝罪を頂いた』といった、同世代の他界と生者との強い繋がりがあるようだ。古くはただ神秘や恐怖の対象となっていた幽霊も、時代を経て多様な生き方(漂い方)を選び、『現世に残るだけが死後じゃない』といった考え方も広まっているようだ。

この現世離れは今後より加速していく見通しだという。

定年が280歳に 80歳引き上げ

エルフ族の議会にて、定年を280歳に引き上げることが決定した。

長命のエルフ族では、高齢者の残留により若者の雇用が減るとして定年を定めていた。しかし近年は少子化により働き手が激減していることが大きな社会問題となっていた。

エルフ族が定年を定めたのは1000年ほど前のこと。勤続年数が長いほど給料が上がるため、年長者がなかなか退職せず、若者の雇用が減ったことによる対策のためだった。当時は大混乱を産んだことを、議会誌が物語っている。『議会で最年長、302歳である議員は大声で”仕事が生き甲斐なのに、無理やり退職させるとは如何なものか”と叫んだ。議長がとりなすも弓を構えたため、取り押さえられたーーー議会誌、第709号』

今回80年もの引き上げに至ったのは、1000年前に比べてエルフの寿命が伸びたことも背景に挙げられる。優秀な人材に長く働いてもらい、より事業が盛り上がることも期待されているという。

機械生命体が魔法学校へ編入 魔法使い志す

首都にある第二魔法学校にて、9月中旬の始業式から機械生命体が編入することがわかった。編入は去年の1月から打診されており、学校側の整備もあって1年以上もかかってしまったという。

機械生命体は動力源が魔力であるため、魔力を編んで外に出す魔法使いの在り方とは全く異なっている。言わば血液が魔力と同じものであり、魔法を使うとなるとまさに『出血』するほどの疲労を得てしまう。その性質もあり、いままで魔法使いの中でも機械の構造をもつ者はいたが、完全な機械生命体が魔法使いを目指すのは非常に稀との事。

編入する機械生命体は4年前に首都近郊の機械生命体が通う学校に入学したが、製造初期に見た魔法使いのことが忘れられないということで魔法使いを志したという。その後、教諭と相談し、編入を決意。経緯は12月に自伝としてまとめられるという。

種族の多様化と交流の深化によって、従来自分の種族がメインとしていた仕事以外の職種に興味が湧く例が増えている。多くの学校で多種多様の種族を受け入れられるように改革が進んでいるため、これからは種族が未来を決めることは少なくなっていくだろう。

今年もワーウルフ族主催で『秋のリアル人狼ゲーム』開催

今年もあの『秋のリアル人狼ゲーム』が開催される。今回の開催地は山間部に位置する、人口の6割がワーウルフだという村で、地域の活性化も目指しているという。

『リアル人狼ゲーム』は、5年ほど前から毎年秋に開催されている、嘘つき探しのゲームである。ベースとなった人狼ゲームとは、隠れた人狼を看破することで一般人の勝利、人狼以外の人が人狼に食べられてしまうとゲームオーバーというゲームで、近年ワーウルフに対する偏見の温床とされてきた。これを憂いた全世界ワーウルフ協会が、このゲームを逆手にとったのが『リアル人狼ゲーム』だ。 ルールは一般的な人狼ゲームと同じだが、夜になると『ゲームオーバー』になった一般人はウルフ形態のワーウルフたちに導かれてゲーム終了まで贅沢なもてなしをうけるというもの。ワーウルフたちの残忍性に着目されていた人狼ゲームだが、『リアル』のワーウルフは至って温厚でもてなし好き。それを世間に知らせるためのルールだという。

『リアル人狼ゲーム』の醍醐味といえば、人狼を当てられなかった場合にゲームオーバーまで受けることができる『もてなし』だろう。昨年はワーウルフ率2割の都市で行われたが、ゲームオーバーとなった人は郊外の豪華温泉施設に宿泊出来た。ゲームオーバーにならなくても、1週間の宿泊券をもらえたという。また、勝ち残った場合は最上級ルームにてもう1週間の追加宿泊ができたようだ。

昨年の参加者は、『今までワーウルフについてよく知らなかったが、非常に嘘が下手で仲間思いだと知った。ご褒美の温泉も最高だった』とのこと。この『もてなし』は毎年開催まで秘匿されている。

今回は会場の規模で3期に分けての開催だ。1期、2期は〆切られており、3期の申し込みは1日から、全世界ワーウルフ協会にて受け付けている。

エルフとダークエルフの間で一部関税が撤廃に

ここ1000年ほどで交流が活発化しているエルフとダークエルフ(ドロウとも)。先日、その2種族の間での貿易で、一部商品の関税を撤廃するという条約が結ばれた。

今回対象になる品目は、エルフ側の特産品である『薬草類、食用肉類』とダークエルフ側の特産品である『鉱石、ヒカリゴケ類』。お互いの名産を安くやり取りすることで、友好関係を保ちたい意向だ。なお、争点となっていた『毛皮類』『織物類』は次回の会議に持ち越す模様だ。

エルフは狩猟を主にしていたこともあり、強い矢じりや鉄鉱石武器の開発を繰り返していたが、地下資源に乏しかったために難航していた。辺境で起きたエルフとオークの小規模紛争にて、武器の物量でエルフが敗北した屈辱の歴史も残っている。一方ダークエルフの多くは地下に住んでいるため、薬草の入手が長らく難しかった。小さなダークエルフが病の母のために、地上のエルフたちに薬草を分けて貰いに行く『やくそうをかいに』は名作として語り継がれている。両者お互いに交流があれば、という後悔が残る品目での関税撤廃とのことで、比較的好意的な意見が多い。

一方で問題も残る。ダークエルフ鉱山でのオークのブラック労働(この場合”ダーク労働”とも呼ばれる)がさらに過熱する恐れがあり、実際に一部鉱山ではストライキが発生している。エルフ側も、単価が下がることで狩猟頻度が増え、ケンタウルスへの誤射が増えることが懸念され、有識者による対策会議が緊急で行われた。

エルフとダークエルフの歴史は長い。互いに近しいルーツを持ちながら地下と地上に別れ、いがみ合っていた歴史もあるが、それはとうに昔のことである。彼らの目は長い未来に見据えられている。これから先は交換留学制度や移住制度をより拡充させていき、より両者の交流を深めるという。

アーティセンナ美術館で絵画魔法展開催 9月20日から

アーティセンナ美術館の特別展として絵画魔法展が開催されることが発表された。

絵画魔法の展示は、基本的にレイラインの影響が少ない郊外で行われる。首都アーティセンナでの絵画魔法の展示は500年ぶり2度目。

開催にあたり、展示される絵画は額縁による魔法強度の調整と『花の帽子飾りをつけた若き魔女』によるカウンセリングを受け、当日の状態によっては展示内容を変更する。

展示内容が確約できない点について、『花の帽子飾りをつけた若き魔女』はこのように語った。

前回の絵画魔法展では、観賞されることに慣れない絵画魔法がパニックを起こし、魔法暴走を起こして死傷者を出してしまった。魔法使いがそうであるように、絵画の性格も様々。展示される、観賞されることを第一の喜びとする絵画を集め、万全の状態で臨むつもりですが、場合によっては展示の中止、中断に踏み切る必要もあります。

今回の展示では、『花の帽子飾りをつけた若き魔女』自身も展示される予定。人と絵画の対話をコンセプトとした絵画魔法らしく、観覧者との対話も展示のひとつとなる。

他、先日絵画魔法化した『猫の集会』や、レン・パーティカンの連作『舞踏』が展示される予定。いずれも絵画猫との触れ合いや、幻想魔法を利用した空間を見せる展示となり、絵画魔法ならではの内容となる。

中でも注目されるのは『舞踏』シリーズ。『赤の舞踏』が起こした魔法暴走、『花の舞踏』の真作報道と話題の多かった彼女たちだが、絵画魔法展では本来注目されるべき名画としての美しさを見せてくれるだろう。

絵画魔法展の開催は9月20日から1ヶ月間。状況によって、入場規制や展示期間の短縮が行われる場合がある。

贋作疑惑の絵画魔法『花の舞踏』 真作と判明

レン・パーティカンの舞踏シリーズに似せた贋作とされていた『花の舞踏』が真作であると判明した。メンナ絵画魔法研究所が発表。

これまで、舞踏シリーズは四大元素の精霊と乙女を描いたものと考えられており、赤・青・白・黒の四作で完結したものとされていた。『花の舞踏』はパーティカンの弟子が舞踏シリーズの人気に乗じて描かれたものと思われていたが、使用された画材の年代特定や筆使いの解析が進み、パーティカン本人の作として認められることとなった。

これについてメンナ絵画魔法研究所の所長は、「この疑惑を解決した解析魔法の研究者、そしてその講師者に深く感謝したい。なにより、これまで贋作として扱ってしまった『花の舞踏』へ謝罪し、その名誉を回復するため、メンナ絵画魔法研究所の総力をあげて彼女をサポートしたい」コメントした。

一方『花の舞踏』は、絵画魔法研究家で自身も絵画の『花の帽子飾りをつけた若き魔女』を通じて「私の父親がレン・パーティカンと証明されてうれしい」と表明。「『赤の舞踏』が元気になったら、みなさまの前で姉妹そろって踊りたい」と今後について語った。

クラヒル飛行船停留所で暴発した『赤の舞踏』は、メンナ絵画魔法研究所での修復作業を完了させている。現在は『花の帽子飾りをつけた若き魔女』によるカウンセリングを受けており、心身ともに絵画として万全の状態になってから、再び展示に戻るとみられている。

ジャングル奥地で未開部族発見される 3000年前の血筋か

レドルフランケ南部の未踏地域深奥にて、未開部族の実在が確認された。レドルフランケの一部地域では南部原生林に生きる古い部族の伝説が長老たちの間で語り継がれていたが、前魔法的な生活を送る部族の実在は驚きをもって受け止められている。

発見したのは、魔法植物学の専門家ガオ=ケレナ氏。部族は3000年以上前の吸血鬼の血族である可能性が指摘されている。

樹獣に追われた際に偶然遭遇

▲深い森に隠された村落


モロプス獣人であるガオ=ケレナ氏はほぼ1年を通して原生林の植生調査をしており、今回の遭遇も偶然だったという。

「体高18メートル程度でしょうか。運悪く成体の樹獣に見つかってしまったんです。あれは肝が冷えました」
原生林には未だ生態の解明されていない、巨大な樹獣が多数生息している。氏ほど経験のあるフィールドワーカーですら、犠牲になることもある。
「気付かないうちに、深奥に入り込み過ぎたんですね。もうだめだ、と目を瞑った時でした」
紙一重のところで、ケレナ氏は部族の一人に助け出された。秘密の森道を通り、氏は部族の村落に迎えられたという。

「人喰い族、だなんて噂を聞いていたので、最初は食べられてしまうのかと思いました。ほら、私って美味しそうでしょう?」
ケレナ氏はふわりとした体毛を掻きながら笑った。
「でも、違ったんです。彼ら、ベジタリアンなんですよ。ちょっと見た目は怖いけれど、優しく穏やかな民族です」

古き血脈のパド族

▲パド族に典型的な犬歯


ケレナ氏に接触した彼らは、“パド族”という古い古い民族だった。深い森に閉ざされ歴史に忘れられたパド族だが、決して閉鎖的でも排他的な訳でもない。少しだけシャイで、しかし友好的な人々だ。事実、ケレナ氏との邂逅以後は、少しずつだがレドルフランケ南部の村々と交流が始まっている。

パド族は、前魔法的な生活を営む牧歌的な民族だ。我々が渡す魔法の品々を、いつもおっかなびっくり受け取っていく。文字を保たないパド族は、数千年もの間、外界から隔絶された森の中で、魔法とは無縁な生活を営んできた。専門家の見解では、パド族は3000年以上前に断絶した、古い吸血鬼の血脈である可能性があるという。吸血鬼の魔力は、その血脈の古さに比例する。現在王国内で確認されている吸血鬼の血脈は200年来程度であり、パド族の歴史が事実であれば、その潜在魔力は計り知れない。

パド族の人々は、その多くが金色の瞳と長い犬歯を持っている。この一見恐ろしげな容貌が「人喰い族」などといった噂の元だったのかもしれない。しかしケレナ氏が語るように、パド族はその全員がベジタリアンなのだ

吸血を忘れたベジタリアン

▲パド族が育てる“命の実”


宗教的に肉食が禁じられている……という訳ではない。パド族がベジタリアンになったのは、ひとえに森の恵みが豊かであった故なのだ。

「これが、パド族の主食です。驚きましたよ。何千年も前から、こんな美味しいものを食べてきたんですね」
植物学者のケレナ氏すら唸らせる、パド族の作物。彼らが“命の実”と呼ぶその赤い果実は、瑞々しく、ほのかな甘みが舌に心地良い。原生林深奥でしか育たないこの果実は、レドルフランケ地方で今ひそかなブームになっている。
「物々交換だけでも、相当な物資が集まってますよ。みんな食べたいんですよ、この“命の実”をね」
今やパド族との橋渡し役となったケレナ氏が、屈託のない笑顔を見せた。

“命の実”と引き換えに我々が「血液パック」をパド族に渡すと、不思議そうに味わった彼らは、すぐにおかわりを要求してきた。おもしろいことに、パド族の間では血液パックが流行しており、せっせと“命の実”を持ってくるようになっている。血液パックを飲んだパド族は、目を輝かせて笑ってみせる。確かに、ベジタリアンでももともとは吸血鬼の一族なのかもしれない。

最近では、ついにパド族は村落に観光客の受け入れを開始することを決めたという。パド族と魔法文明の友好的な関係は始まったばかりだ。今後の展開に期待したい。