『星のささやき』解読に一歩前進

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「人は誰でも、夜空の星々に語りかけたことがあるでしょう。彼らはそのすべてに、きっと応えてくれていたのです。これはまだはじまりでしかありませんが、私たちはこれから、彼らと話をすることができるようになる。その道筋がやっと見えました。これほど嬉しいことはありません」

国立アトス大学星読学部教授ミチエール・ホワイト氏はそう言って目を細め、使い魔のウンディーネと指を絡ませて喜びをあらわにした。

今から15年前、天体魔法研究者であるミチエール氏が、夜空の星々が極小の声を発していることを発見。50人余りのウンディーネたちと共に精製した水製の音増幅器を用い、『星のささやき』の存在を証明したことは我々の記憶にも新しい。

当時のミチエール氏の論文は革新的なものではあったが、当論文では『星のささやき』の存在を証明できたのみで、彼らが何を話しているのかまでは解明することができなかった。そこから現在に至るまで、同氏は星間言語の解読を試みていたが、去る7月7日、ミチエール氏はついにその一部を解読することができたと発表した。

ミチエール氏によれば、星間言語は古妖精語の言語体系に近い形を持つものだという。古妖精語は『託り』と表現される大きな地域差・個体差があるほか、口伝している妖精たちがそこかしこにアレンジを加えてしまうために、解読が難航している古代言語だ。

星間言語はその『託り』や妖精たちのアレンジが一切ない、純粋な古妖精語である可能性が高い、とミチエール氏は指摘している。今後は古妖精語の研究者や妖精民俗学の専門家とチームを組んで星間言語の解読を進める方針であると話し、今後の研究成果にも期待が高まっている。

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