ヒフキヤモリ、密猟で生息数激減

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ヒフキヤモリと呼ばれる生き物がいるのをご存じだろうか。

全長はおよそ大人が手のひらを広げた程度の大きさながら、自身が襲われたときに口から火を噴くことができる魔法生物の一種だ。火を噴くことができる理由は体内に火素をため込む臓器があるためで、ヒフキヤモリは獲物を食すときに動物の持つ自然的な火素と油分を貯蔵していると考えられている。

現在このヒフキヤモリの生息数は減少するばかりであり、先日「魔法生物の絶滅を防ぐ会」の会長氏が魔法庁の魔法生物課に警告文を送ったことは記憶に新しい。

生息数が激減している原因はいくつか考えられているが、現状最大の問題とされているのは密猟による乱獲である。ヒフキヤモリの臓器には様々な用途があるうえに、その柔軟な皮革が火素独特のかすかに輝く赤みを帯びていて非常に美しく富裕層に人気の高い素材のひとつとなっていることが乱獲の大きな理由だ。

これらのことを魔法生物課は、見過ごせない大きな問題であり継続して取り組んでいきたいとしているが、今も密猟者の数は減っておらずヒフキヤモリの保護も難航しているのが現実である。

今回に限ったことではなく、魔法生物の保護の難しさはなかなか解決されない課題のひとつである。現場で活動している方々の努力が実を結ぶことに期待したい。

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