エヴィアン島で「三日薬草市」開催

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空中群島のひとつであるエヴィアン島で「三日薬草市」が開かれ、多くの魔法使いたちでにぎわった。

三日薬草市は名前の通り毎月朔の日から三日間催されており、今月はシャークストロベリー、アマヨモギ、コウモリチューチューミントなど初夏の訪れを感じさせる品々が市場に並んだ。

中でも人気なのはコカトリス糞の肥料を使った無ゴーレム栽培の月光ハッカだ。ゴーレム使役栽培の月光ハッカは独特の苦みがあり、調合する際は中和する必要がある。しかし、エヴィアン島産の月光ハッカは苦味がほとんど無く、爽やかな甘味を感じるほどだ。月光ハッカティーを試飲したエルフの女性は「苦手なきつけ薬もうまく調合できそう」と笑顔で話した。

薬草市に出店する農家のひとり、ラワナ氏は「エヴィアン島の豊かな月光と風が薬草を美味しく育てている」と話す。「無ゴーレム栽培は手間がかかるが、自分の手で育てると微細な魔力変動に気づくことができる。これからも質の良い薬草を消費者の方々に届けていきたい」ラワナ氏は誇らしげに語った。

月光ハッカの収穫は来月まで。一味違う薬草を試してみたい魔法使いの方は来月の三日薬草市(※注)に是非エヴィアン島を訪れてほしい。

 

(※注)来月はマンドレイク収穫祭も並行して行われるため出店者、参加者共に耳栓(もしくは耳塞ぎ魔法)の準備が必要。注意されたし。

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