機械生命体が魔法学校へ編入 魔法使い志す

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首都にある第二魔法学校にて、9月中旬の始業式から機械生命体が編入することがわかった。編入は去年の1月から打診されており、学校側の整備もあって1年以上もかかってしまったという。

機械生命体は動力源が魔力であるため、魔力を編んで外に出す魔法使いの在り方とは全く異なっている。言わば血液が魔力と同じものであり、魔法を使うとなるとまさに『出血』するほどの疲労を得てしまう。その性質もあり、いままで魔法使いの中でも機械の構造をもつ者はいたが、完全な機械生命体が魔法使いを目指すのは非常に稀との事。

編入する機械生命体は4年前に首都近郊の機械生命体が通う学校に入学したが、製造初期に見た魔法使いのことが忘れられないということで魔法使いを志したという。その後、教諭と相談し、編入を決意。経緯は12月に自伝としてまとめられるという。

種族の多様化と交流の深化によって、従来自分の種族がメインとしていた仕事以外の職種に興味が湧く例が増えている。多くの学校で多種多様の種族を受け入れられるように改革が進んでいるため、これからは種族が未来を決めることは少なくなっていくだろう。

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