
先日、モティス村の地下にて高純度の魔力石が発見されました。
写真は、今回発見された魔力石。強い光を当てると魔力が空気中に分解されてしまうため、暗い写真となってしまった。
モティス村とは?
モティス村は大陸東部に位置する人口50人ほどの小さな村です。
その歴史は古く、かつては伝統産業で有名でしたが、近代の急速な時代の変化に伴い、人口を減らし過疎村になってしまいました。
今回、村の地下から、超高純度の魔力石が発見されました。
魔力石とは?
魔力石(通称・魔石)とは、大気中の魔力が長い年月をかけてしみこみ、魔力を帯びた岩石のことです。
この鉱石は、ゴーレムの予備魔力、自動術式の代替魔力、その他瞬間的に強い魔力が欲しいときなど、さまざまな用途に利用されています。
魔力石という言い方は少々古く、現在では魔石という名称のほうが親しまれているようです。
魔石自体は様々な場所から採掘されていますが、今回発掘されたものはその魔力含有率が99.5%以上だったのです。
普通、魔力含有率が92%を超えると高純度魔力石と呼び高い値段で市場に回ります。
今まで自然界からとれた最高含有率が96%であることを鑑みれば、今回発見された魔石が驚くべき含有率であることがわかります。
いままで理論上でしか存在し得なかったこの超高純度魔力石は各国の研究チームに大きな衝撃を与え、さらなる応用魔術の発展が期待できます。
しかしこの発見に伴いモティス村の人々の立ち退きなど、新しい問題が生まれてしまったことを忘れてはいけません。