200年もの間、音楽界を牽引し続けてきたスーパーデュオグループ『アルマティ』に衝撃的な疑惑が持ち上がった。
『アルマティ』と言えば、シルヴァン・ジルベール氏(280歳)とラズリー・クロライト氏(260歳)で構成された世界的に人気を誇る男性デュオグループだ。
2人はその高い歌唱力とエルフ族特有の端正な容姿で人気を博して以来トップを走り続けてきており、新曲が発売される度にパンデミック的な盛りあがりを見せてきた。
これまでスキャンダルで市井を賑わすことの無かった2人ではあるが、この度彼らにある疑惑が囁かれている。
その内容は、『トキシック魔法を用いた楽曲の販売』だ。
彼らのデビューから今日まで発表されてきた楽曲のほぼすべてに、トキシック魔法が用いられていたというのである。
音楽にトキシック魔法を使う手法は、古においては作曲者や歌手が人気を得るために用いられてきた。近年ではマインドコントロールに該当するとの見解が有識者間でなされ、音楽界に関わらずあらゆる方面での使用が禁止されている。
今回の疑惑が事実であるのならば一大スキャンダルではあるが、『アルマティ』の両名と所属事務所の『シュミット』は沈黙を保ったままである。
果たして真相はいかなるものなのか。1日も早い説明が求められる。