異界へ繋がる可能性 異常な鏡に注意喚起

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「鏡に自分が映らない」「鏡に知らない景色が映っている」といった通報が、先月末から各異界で多発している。

原因とみられているのは、ウェールフビヤンド界で発売中の魔道具「マジックミラー」の自動術式更新だ。

マジックミラーは、所有者同士がマジックミラーをリンクさせ、離れていても顔を見ながら話すことができる手鏡のような魔道具。今回の術式更新では、鏡にものを触れさせ、話している相手に贈ることができる機能が追加された。

しかし、自動更新された術式に問題があり、マジックミラーが意図しない鏡とリンクしてしまう不具合が頻発。急激に増加した魔道具等の盗難や紛失、ヒトを始めとした生物の失踪も、今回の不具合の影響を受けている可能性がある。

また、マジックミラーは時空の違う世界の鏡にまで干渉している。ウェールフビヤンド界では各地で「魔法を知らない」ヒトが相次いで見つかっており、国際治安維持部隊は異界人の保護を優先しつつ、同時期に他の世界で発生した紛失・失踪について調査を進めている。

Maho ONLINEは、多次元超越集約型ニュースメディアとしてウェールフビヤンド界国際治安維持部隊から協力要請を受け、マジックミラーの問題について広く情報を発信する。

鏡に知らない景色が映っている等の現象が起こった場合、鏡には近寄らず、「縁切り」呪文や「解呪」呪文で対処してほしい。

魔法が得意でないヒト、あるいは「魔法を知らない」ヒトにおいては、Maho ONLINEへ情報提供をしていただければ、ウェールフビヤンド界国際治安維持部隊が順次対処していく。

誤ってウェールフビヤンド界へ入ってしまった方は、国際治安維持部隊の最寄り拠点で保護を受けられる。

なお、元の世界へ戻ることができるのはマジックミラーの不具合が修正されてから。販売元のMirage me(ミラージュ・ミー)によると修正完了時期は不明であり、今後も同様の不具合が発生する可能性が高い。

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