イギリスでアーサー王復活か〜名乗り続出で混乱〜

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イギリスで自分のことを「復活したアーサー王である」と名乗る男性が数多く現れ、混乱を招いている。

アーサー王とは5世紀後半から6世紀初めのブリトン人の君主である。数多くの武勲を残しており、現在でも多くの人気を得ている。

彼が持っていたとされる、ロンゴミニアドやプリドゥエンなどの武器は現在も博物館のトップである、王立エスポワール博物館で厳重に保管されている。

アーサー王はカムランの戦いで息子であるモードレッド卿と相討ちになった後、エクスカリバーを湖の乙女に返還し、ベディヴィア卿に見送られながら傷を癒すためにアヴァロンへ旅立った。イギリスが危機に瀕した際に復活し、窮地を救ってくれると言い伝えられている。

昨今、「自分が復活した、かの伝説のアーサー王その人である」と名乗る男性が続出している。

年齢の幅は20代から60代とかなり広く、名乗っている人数も300人に上り混乱を生んでいる。人々はみな伝説の剣である「エクスカリバー」だと主張する剣を保持しており、これが自分がアーサー王である証拠であると宣言している。

しかし、アーサー王本人が実際使用していたエクスカリバーの詳細な情報は全く記されておらず、実際に見たことがある者も現在生存していないために、証言を調べることが出来ずにいる。

現在、召喚術に長けるポラリス・アストロローグがアーサー王と実際に出会ったことのある人物を召喚するために研究を行っていたり、降霊術に長けるアン・メテオローグが降霊をして確かめようとしたりと、この問題を解決するべく著名な者も関わっている。

アーサー王本人が復活している保証はないが、もし、本当のことを言っている者がいるのならば、魔法界に多大な貢献をしてくれることは間違いない。魔術警察は現在、本物のアーサー王を見つけるべく、一般の魔法使いにも救援を求めている。

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