MahoONLINE記者、夢見和です。この度の記事更新が滞っていた理由と、これからについての報告をさせていただきます。
それよりもまず、記事が更新できなかったこと、大変申し訳ございませんでした。
1年前、私の身に起きたこと
異世界への(強制)取材旅行。
私が記事を更新できなかった理由は、簡潔に言えばこれです。
この世界の時間軸からすれば、丁度1年前。私はとある魔法大学でこれまたとある教授の手伝い兼、記者として過ごしていました。卒業を控える年になったことで、教授からの卒業研究は異世界での取材だと告げられました。
満足な装備もなく、長期間空けてしまうという連絡も報告も誰にもできないまま、言われた直後には教授によって作られた異世界門をくぐっていました。
それが、予期せず起きた3年に及ぶ異世界旅人兼記者としての生活のスタートでした。
3年に渡る旅人生活
私が訪れた異世界……名をグランレイルというそうでしたが、元の世界に戻れるようになるまでの3年間を、私は旅人として過ごしました。
そこでとある旅人と出会い、その方と共に世界を回り、様々な情報を仕入れました。
こちらの世界とは異なる魔法形態、召喚術式など、みなさんがおそらくとても興味を引かれる内容がてんこ盛りですが、それはまた後日記事を書きますので、この場ではご了承ください。
戻れなかった訳
本来、異世界から異世界へと移動する際は、特別な手順を踏む必要があります。しかし今回は教授が一方通行の門を開いてしまったために、帰り道を設定できなくなるという致命的なミスが起きました。
そのうえ、どうやらグランレイルには異世界から来た者は災いを呼ぶという言い伝えが残っているため、現地人の大半に私の正体を知られるわけにはいきませんでした。
また、異世界への門自体をグランレイル側から開くことも禁忌とされていたため、大っぴらに調査もできなかったことが戻るのに手間取ってしまった最大の理由となります。
ちなみに、私が帰ってきたとき「帰り道設定忘れてたごめんね!(キラっ)」と言った教授に対しては、唯一覚えてこれた現地の魔法をお見舞いすることで反省していただきました。
大恩人「セオ・ローレンス」
異界を災いとするグランレイルで、異界の存在である私が生き残ることができたのは、セオ・ローレンスという魔法使いのおかげでした。
彼は様々な出会いを得るためにグランレイル中を旅している男性で、その世界では知る人ぞ知る最高峰の魔法使いだそうです。
飛ばされた先で何もわからないまま、見たこともない魔獣に殺されかかっていた見ず知らずの私を助けてくれた命の恩人で、私の護衛も引き受けてくださいました。
彼は「まさか異世界からの旅人が来るとは、これだから旅はやめられない」と、とても快く私の取材にも応じてくれました。そのあたりのインタビュー記事も、また落ち着きましたら出したいと思います。
彼と旅をし、取材をしつつ、グランレイルという世界の仕組みについて調べながら元の世界への道の繋げ方を探しました。結果、グランレイルの精霊とセオ氏の力を借り、この世界に帰ってこれたというわけです。
今後の活動
無事卒業の二文字をもぎ取りましたが、今の教授の助手として、大学に残ることになりました。これからも研究の傍ら、知りえるものをなるべく早く、皆様に届けられるように記事の投稿は続けさせていただきます。
また、今回、幸か不幸か自由に行き来できない異世界へと飛ばされ、無事に帰ってこれることになりました。
グランレイルでは私の知る常識は全く通じず、だからこそとても有意義な情報を数多く仕入れることができました。
私の命の恩人、セオ・ローレンス氏のインタビューやそこで得た知識をこれから記事として執筆し、リリースしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。