アトミカ族の女性 政府へ届け出をせず無断で死亡

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牛の月16日未明、フラミア半島北部において大規模な爆発が起き、爆心地から半径約1.2kmの範囲が焼け野原となった。この爆発による死者は出ていないが、爆風で飛散したガラス片や木片などで60人余りが負傷した。

爆発の原因は、身体の80%が熱エネルギーで構成されていると言われる『アトミカ族』の女性 プロメット=ウラドゥムさん(200036552) が死去した際のエネルギー拡散と判明。

アトミカ族は死が近づくと身体が中心の一点に向かって徐々に収縮していき、死亡時に膨大な熱エネルギーを発散して消滅する。

そのためアトミカ族は身体の収縮が始まってから10日以内に、自分が存在している場所から最も距離が近い国の行政機関に『死亡前報告書』を提出しなければならない。

しかし、プロメットさんはこの死亡前報告書をどの国の行政機関にも提出していなかった。

プロメットさんが報告書を提出しなかった経緯は不明である。我々は彼女と5000年来の友人であったデーモン族の女性 殲滅のエルダールさん(7231)に話を聞いた。

あいつは自分の死に場所を自分で選びたかっただけだ。さぁ帰れ。親友を亡くしたばかりの悪魔にこれ以上何か聞くならここをお前の死に場所にしてやる。

フラミア自治政府は現在アトミカ族の死亡前報告を徹底するよう国際緊急事態対策機構に訴えている。

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