孤児院の院長の魂が精霊化 子どもたちの守護精霊へ

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新たな守護精霊の誕生に、小さな町が沸いた。

ハウザル地方北部の田舎町・シアンで、新たな守護精霊が発見された。孤児院とその子どもたち、そして地域に生まれた子どもを守護しているとみられ、近く正式に守護精霊として名前を与えられ、登録される。

王立アトス大学精霊学部のマンシェ・ル・ドードル教授は、新しい守護精霊についてこのように語った。

孤児院で暮らす職員や子どもたちの証言によると、守護精霊は先月亡くなった孤児院の院長の魂が精霊化したものと思われます。彼の魂が墓に備えられた花を吸収し、参拝者の哀悼の感情を受け取って精霊の形をとったと考えられる現象が度々発生していました。

ドードル教授の教え子の中にはシアンの孤児院で育った学生がいた。彼女がドードル教授に相談したことで、院長の魂が守護精霊化していることが早期に明らかになったという。

守護精霊は正式に登録されることで人々に認知され、精霊としての力をつけていく。孤児院の子どもたちや出身者によって、守護精霊はすでに孤児院から町全体へ力を広げている。

シアンで生まれた守護精霊がハウザル地方全体の子どもを守る日も、そう遠くはないのかもしれない。

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