山林で遺体発見 ドラゴンによる被害か

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王都ウィザナリア辺境の山林で大きなモンスターに噛みちぎられたとみられる身元不明の遺体が見つかっていたことが、王都遠征隊への取材で判明した。現場付近では昨年6月、ドラゴンに襲われたとみられる60代魔女が死亡したほか、毎年ドラゴンの目撃情報が相次いでおり、同隊はドラゴンによる被害の可能性もあるとみて死因や身元の特定を急ぐ。

同署によると25日午前8時40分ごろ、行方不明者の捜索をしていた同隊員らが、うつぶせで倒れている遺体を発見した。損傷が激しく性別は不明。黒いローブらしきものを着ていたが、身元特定につながる所持品はなかった。近くに杖が落ちていたことから、遺体の持ち物とみて照合し調べを進めている。

付近では、マンドラゴラなどを取りにきていた王都在住の魔法使いの男性(66)が14日から、付近の村の男性(78)が18日からそれぞれ行方不明になっており、近くで2人のホウキが発見されている。

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