“意思”を持つ魔導書が行方不明 – 王立アトス大学

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8日、王立アトス大学は第一類指定禁書の魔導書『フラムマージ』が行方不明となっていると発表をした。

同大学禁書管理課によると行方不明になっている魔導書は火炎系魔法の専門書で意思を持っているため少しでも雑な扱いをすると開いていたページの魔法が発動、読者に致命傷を負わせたあとテレポート魔法で世界のどこかに消える習性がある。

そのため第一類禁書に指定されており国家資格を持つ限られた魔法使いにのみ貸出許可が出ていたとのこと。

普段は封印指定書棚に収納されており、最終貸出記録は150年前。先月中旬行われた総点検では書棚にあることが確認されていた。

同大学では先月末、火炎系魔法による魔法樹の炎上事故が起きているが関連性は現時点では不明で調査中とのこと。

禁書管理課担当者は「問題の魔導書を見かけたら不容易に近づかないですぐに専門機関へ通報して欲しい」と呼びかけている。

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