
動画サイト「Magitube」で人気を集めるマギチューバーの青年3人が、動画配信中に重軽傷を負った。
配信内容は「マンドレイク抜いてみた」。マンドレイクは数百年ほど前まで各地で多く見られた植物だが、現在はその数が激減し、国によっては天然記念物に指定されている。過去には魔法薬の原料として重宝されていたが、株数が減り、代替となる材料が多く見つかったため、マンドレイクが市場に出回ることはほとんどない。
青年たちは「マンドレイクを抜くと、伝承通り正気を失うのか?」というテーマで動画配信を開始。マンドレイクが生息するマリトーラの原生林(写真)に入り、見事に大ぶりなマンドレイクを発見した。
しかし、不用意に引き抜いたところ伝承通りの大絶叫。青年3人のうち2人はその場にうずくまり、その後めちゃくちゃな動きをしながら近くの木に頭を打ちつけるなどして、額を3針縫う大怪我を負った。残る1人は事前に耐魔力を込めた薬を耳に塗っていた為、ふらついて転び、膝を擦りむいただけだった。
現在生息するマンドレイクは他の野生種と交雑を繰り返しており、伝承のマンドレイクほど毒性が強くない。絶叫を浴び、発狂の末昏倒した青年たちも数時間後に目を覚ましたが、配信の前後のことはまったく覚えていないという。
マリトーラ原生林の管理人は、「まねしてマンドレイクを探しに来る人たちが出るので、これに懲りたら今後はこのようなことをするのはやめてほしい」とコメントした。
「マンドレイク抜いてみた」だなんてやる前からわかるだろうに。
昔は先生達が安全面を考慮した上で希望する生徒のみ体験させてたもんだけど最近はなんでもかんでも危険だって遠ざけるからバカな若者が増えるんだ。