突如現れた謎のヒーロー『ディバイン・ガール』とは?

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ダテリオ暦5月20日の午後9時ごろ、ユスティア王国の王女シャルア・ザン・ユスティセン様主催のパーティーに魔獣が乱入する事件が発生しました。

魔獣の種類はグリーンバックハウンド。高さ約3m、全長約7m、体重は10トン以上。気性が荒く、人間を含む別種の生き物には一切なつきません。体内で緑色の炎を燃やして背中と口から放出することができ、戦争にも利用されている凶悪な魔獣です。

しかも今回のグリーンバックハウンドは魔術的な改造を受けていたようで、護衛の魔術師たちは大苦戦。パーティーの出席者にも魔術師の方はいましたが、会場に入る前に魔術具を預けていて援護できる者がいませんでした。

しかも騒動の最中にシャルア王女が行方不明に。会場はパニックに陥りました

その時、会場に謎の人物が乱入。暴れまわる魔獣の前に立ちはだかりました。

その人物はマスクを着用した金髪の女性で、自らを『ディバイン・ガール』と名乗り、なんと魔獣に戦いを挑んだのです。

彼女はブラックオーガ人種も顔負けの超人的な身体能力で魔獣を撃退。魔獣を放った犯人まで捕まえてしまいました。

以下はパーティーの出席者の方たちのコメントです。

「あの魔獣はグリーンバックハウンドであろう? グリーンバックハウンドといえば、重さが10000キログラムはあったはずだ。それをあの女史は腹部の下に入り込んで持ち上げたのだ」

「あんなクソデカ……とても大きな獣にあの方は臆せず立ち向かっていったんですのよ! しかも獣の顎に強烈なアッパーをぶち込んで……強烈な拳を、お当てになりましたのよ。とにかく見事でしたわ!」

「あの女史は己をディバイン・ガールと名乗っておったが、どこかで見たことがある気がするのじゃ。さっきまでここにいたような……思い出せん! まったく年は取りたくないの」

魔獣を放った犯人は自称魔術師の男ビアス・ヴィケー(102)容疑者。ユスティア王国の政策に不満があり、今回の犯行に至ったということでした。

行方不明になっていた王女は、ディバイン・ガールが魔獣を撃退して去った後に無事に姿を現しました。

突如現れた正体不明のヒーロー、ディバイン・ガール。彼女の今後の活躍に期待です。

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