夏至のおとずれを祝う「第176回 夏至祭り」が、今年も国立魔法植物園で開催された。毎年恒例の大篝火の踊りや、薬草つみ放題が行われ、多くの見物客で賑わった。
今年の大篝火の踊りは反時計回り。きらびやかな衣装をまとった老若男女の踊り子たちが、思い思いのハーブの冠を載せて舞を舞った。
人気のハーブつみ放題は今年で3度目。指定の袋にセントジョーンズワートなど6種類を詰め込み、200ゴールドで持ち帰れるというもの。女性や親子連れを中心に盛り上がり、ハーブがなくなったため予定の時間を繰り上げて打ち切りとなった。
また薬用植物部では、マンドレイクの間引きが一般公開された。見学客50人は保安説明を聞いたあとに専用の耳栓をつけ、資格を持つ専門家が丁寧に芽をとる作業を見守った。
夏至祭りは年ごとの夏至の日に合わせて催される。植物園のランカスター園長は「夏の到来を告げる伝統的な祭り。今回も多くの方々に来ていただき光栄」と嬉しそうに語った。