
大人になるにつれて忘れてしまった気持ち。
子供時代、本当はこうして欲しかったという思い。
人によってそれぞれ違えど、誰しもに思いあたる節があるのではないだろうか。
この度、WHOでは新たな魔法心理療法を試験的に導入すると発表した。今回発表された療法の名前は「RIT(Regression of infancy Therapy、幼児期退行療法)」(※以下、RITと記す)。
本来であれば、時間退行魔術は歴史的な流れや対象者の運命等を変更してしまう恐れがあるため、使用を禁止されている。
しかし今回の心理療法においては、約30項目程度の厳しい条件下で発動をする場合にのみ、免責となる。以下はその条件の一部である。
・時間退行魔術の目的が医療行為を含んだものであること
・施術者においては、魔法医師免許と魔法心理療法士免許の2つを所有しており、かつこの度制定されたRIT施術者免許を取得した者であること
・退行時期は、各種族における幼児期に限る(※人間種であれば1歳から満6歳まで)
・退行時間は施術より72時間(これ以上の時間は元に戻った際、人格への影響が懸念されるため)
・施術をする前には、最低100時間以上のカウンセリングを行い、しっかりとしたラポールを相互構築した上で施術をすること
なお、現在この施術ができる有資格者は全世界で20人であるが、WHOは今後需要が高まる分野であることを予見し、更なる施術者の増員を目指す。
これにともない、RIT資格取得の試験を全世界で毎年2月に施行すること、資格取得のための対策セミナーの開校を予定していることを同時に発表した。
WHOによれば、来月末RITを実際に受けた治験者達の体験談を開催する。(体験談の様子については追って本誌で紹介していく)
体験談の詳細について気になる方は、WHOの担当窓口に問い合わせを承るとのことだ。
現時点では未知の部分が多いRITではあるが、新たなセラピー療法として新風を起こせるのか今後の動向を見守りたい。